NC700Sとの出会い

CB400SFとの付き合いは、実は長くありません。3年ちょっとです。非常に内容の濃い3年ではあったものの、車検は1回しか通していませんし、まさかこんなにも早く手放してしまうとは自分でも思いませんでした。

手放した理由は、転勤です。24歳の時に、1年ほど海外に勤めなくてはいけなくなってしまったのです。キャリアアップの為ということで、拒む理由はありませんでした。CB400SFは買取に出しました。手元においておくこともできなくはありませんでしたが、1年間も不動のままというのは不憫に感じてしまったものですから、別の人に乗ってもらえるようにという思いも込めて手放しました。

帰国後、再びバイクに乗るかは分かりませんでした。乗りたくてまたCB400SFを買うかもしれませんでしたし、もうそのまま乗らないかもというのもありました。結局、帰国後は後者となりました。仕事をがんばりたいということで、バイクのことを考える余裕はありませんでした。

帰国して、それから5年以上が経ちました。気が付けばもう30代に突入し、職場でのキャリアも随分と上がりました。仕事の責任感は増しましたが、多少のゆとりも得られるようになりました。そこで、再びバイクが頭の中に浮かんできたのでした。

教習所のNC750Lに一目惚れ

どうせリターンするのであれば、また普通自動二輪というのではなく、次は大型自動二輪にステップアップしてみてはどうだろうか? とも考えました。

そして教習所を見学しに行きまして、教習所内を走る真新しい大型バイクが目に映りました。白く美しく輝くボディに、心地よいフィーリングを奏でるエンジン。それは大型自動二輪教習車定番のCB750ではありませんでした、最近新たな教習車としてデビューした、ホンダのNC750Lというバイクでした。

ワタシはこのバイクに一目惚れしてしまいました。白鳥のように白く優雅なスタイリングはワタシの好みでした。それにエンジンは2気筒ということで、凄く上品でマイルドな排気音です。CB400SFの時に感じていた4気筒の忙しなさとは別物です。“大人のライダーのためのマシン”というのが、NC750Lには感じられました。

NC750Lは教習車限定ですが、市販モデルとしてはNC700Sがラインナップされています。排気量は教習車よりも50ccほど少なくなっておりますが、魅力は相変わらずとのことです。性能はミドルクラスとしてはおとなしいとの評価が目立つものの、そもそも扱いに困るほどの大型モデルはワタシには似合いません。NC700Sは、ワタシにピッタリのモデル、そう感じずにはいられませんでした。